こんにちは。ケイです。
さて、前回は僕の緑内障の症状を、視野検査の結果データで説明しました。
では今回は、自分の目からどんな風に見えているかをお話しします。
といっても、自分が見ているものを他人に正確に説明するのはなかなか難しいですが・・
現在の僕の視野データは、こんな感じです。
例えば、こんな親子の映像があり、真ん中の男の子の顔を見ているとします。
僕の右眼の見え方
これを、僕の右眼が見ると、こんな感じになるでしょう。
緑内障で視神経が完全に死んだ部分は、映像を受け取りません。
かといって、真っ黒とか真っ白に見えるのではなく、その周辺の見える部分の映像から、ある程度補正されます。
真ん中にいる男の子は、消え、周辺の映像と混じり合ってぼやけ、さらにグレー又はシルバーのスプレーを吹きかけたような感じになります。
つまり、右眼では、見ようと思っている男の子が見えていません。
あと、視野検査のデータでは黒っぽい部分が多いのに、写真では意外と見えている部分が多くね? と思われたのではないでしょうか。
これは、視神経が多少とも残っている場合(つまり、視野検査結果では真っ黒ではなくグレーの部分)は、ある程度は見えています。
また、複雑な形がない映像、この写真の空のような部分は、多少視野が欠けてもほとんど違和感がありません。
僕の左眼の見え方
一方、左眼では、こんな風に見えるでしょう。
視野検査結果と実際の見え方については、基本的には上で記載したことと同じです。
左眼では(視神経が完全に死んでいる右上部分に写っている)母親の顔が消えて、グレーかシルバーのスプレーを吹きかけたように見えます。
しかし、僕の右眼と左眼では決定的に違うことがあります。
それは、左眼では見ようと思っている男の子が見えているということです。
人間は、注視点付近のごく狭い部分で文字や細かい形などを識別しているので、それ以外の部分が見えていなくても、あまり違和感を感じないそうです。
見えない部分があったら、視点を動かしてそこに合わせれば良いだけだし、両目を使えばさらに補正されるからです。
注視点から離れた部分で視神経が障害していても、ほとんどの人は自覚しないと思います。
僕の右眼のように、中心部分の視神経が死んでいる場合は、「見えない」ことがよくわかりますが。
まとめ
今の僕の目の見え方をまとめると、以下のようになります。
- 右眼は、注視点付近の視神経が死んでいて、見たいものは見えず、グレーに見える。周辺部分はある程度見える。
- 左眼は、見たい部分(注視点)は見える。主に右上部分の視神経が死んでいるが、普段、自分ではあまり気にならない。
おわかりいただけましたでしょうか。
いやいや、こんな見えない部分があったら誰だって気になるだろう、と思う方もいるでしょう。
こんな状態になるまでに、なぜもっと早く気づいて医者に診てもらわなかったのか、という人もいるでしょう。
次回は、その部分をお話ししたいと思います。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あとがき
今回の投稿は疲れました。
今回のために、無料の画像処理ソフトGIMPをダウンロードし、それを使って画像を加工して表現してみましたが・・
でも、初めての操作のため、たった数枚の画像処理で何時間もかかってしまいました。それも満足な出来には程遠いですし・・
まあ、これも慣れですかね。皆さんに理解してもらえるよう、もっとちゃんと使いこなしたいなあ。